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言葉の意味読みもの・約6分

電話相談とは。どこにかければいいのか

「電話相談」という言葉は、ずいぶん広い意味で使われています。どこにかければいいのかを決める前に、まず言葉が指しているものを分けておきます。

電話相談という言葉が指しているもの

電話相談という言葉は、ずいぶん広い意味で使われています。命にかかわる場面を引き受ける公的な窓口も、勤め先の中に置かれた相談の窓口も、有料で話し相手になるサービスも、同じ言葉で呼ばれます。

だから「電話相談 どこ」で調べても、出てくるものがばらばらに見えます。ばらばらなのは検索の結果ではなく、言葉のほうです。まず、その言葉が何を指しているのかを分けます。

分け方は簡単です。お金がかかるかと、何を引き受けているか。この二つだけで、たいていの窓口は並べ替えられます。名前の印象で選ぶと、着いた先が思っていた場所と違います。

もうひとつ、先に書いておきます。電話相談は、相談ごとを持っている人だけのものではありません。話しはじめてから用件が無いと分かって、そのまま切ってしまう人がいます。用件が無い電話を受けることを、そもそもの役目にしている窓口があります。

電話でつながる先は 1 種類ではありません。役割の違う窓口が、同じ言葉で呼ばれています。

かけられる先は、大きく 3 つに分かれる

細かく分ければきりがありませんが、実際に選ぶときは 3 つに分けておけば足ります。引き受けている範囲と、お金がかかるかどうかが違います。

  • 公的な無料の窓口国や自治体、あるいはそれに準じる団体が運営しています。命にかかわること、暮らしの立て直し、福祉の制度につなぐことを引き受けています。料金はかかりません。無料で話を聞いてもらえる窓口の一覧に、種類ごとにまとめています。
  • 専門職が受ける窓口医療機関の相談室、資格を持った相談員が受ける窓口などです。無料のものも、費用がかかるものもあります。専門の助けが必要なときの行き先です。名前の付き方については電話カウンセリングとはで分けています。
  • 民間の有料サービス話し相手、愚痴聞き、傾聴といった名前で提供されているものです。解決を目的にせず、聞くこと自体を引き受けます。このサイトがこれから始めるのは、ここです。

この 3 つは上下の関係ではありません。得意な場面が違うだけです。公的な窓口は、暮らしが立ち行かなくなったときに強い。専門職の窓口は、体や気持ちの不調がはっきりしているときに強い。有料のサービスは、用件が無い話を長く聞くことに強い。

相談ごとが無いと、かけてはいけない。そう思って受話器を置く人がいちばん多い。

どれを選ぶかは「何をしてほしいか」で決まる

迷ったときに効くのは、窓口の名前を比べることではなく、自分が何をしてほしいのかを先に決めることです。ここが決まると、行き先はたいてい 1 つか 2 つに絞られます。

助けが要るとき

いますぐ危ないとき、お金や住まいや体のことで動けなくなっているとき。ここは無料の公的な窓口と専門職の役目です。有料のサービスでは引き受けられません。

聞いてほしいだけのとき

解決したいわけではなく、いちど声に出しておきたいとき。用件が無いとき。ここは、聞くことを目的にしている窓口のほうが向いています。

この二つは、どちらかに決めなければいけないものではありません。今日は聞いてほしいだけ、来月は制度のことを知りたい。そういう行き来があって普通です。同じ窓口に両方を求めると、どちらも中途半端になります。

選ぶときにいちばん外しやすいのは、急いでいるときです。急いでいると、いちばん上に出てきたところにかけてしまいます。落ち着いているうちに、行き先を一つか二つ決めて紙に書いておく。これだけで、必要になった日の負担がかなり軽くなります。

言いにくいことを言葉にしておくと楽になる、という理由だけでかける人もいます。愚痴を外に出しておきたいときの頼み方は、愚痴聞きとはに書きました。

かける前に決めておくと楽なこと

話す中身を用意する必要はありません。用意しておくと楽なのは、中身ではなく枠のほうです。

  1. 何分くらい話すかを、ざっくり決めておく時間を決めておくと、切るときに理由を考えなくて済みます。10 分でも構いません。
  2. 名乗るかどうかを決めておく名乗らなくていい窓口かどうかは、かける前にサイトへ書いてあることが多いところです。
  3. 途中でやめていいことを、自分に許しておく合わないと思ったら切っていい。これを先に決めておくと、最初の一言が出しやすくなります。
  4. 最初の一言だけ、口に出して練習しておく「特に用件はないんですが」で構いません。声が出るかどうかは、内容ではなく最初の一息で決まります。

それから、かけた日と、話したあとの気分を一行だけ書き留めておくと、次に選ぶときの材料になります。合っていた窓口と、合わなかった窓口が、自分の言葉で残ります。

このサイトは、用件がなくてもかけられる電話の話し相手・愚痴聞きの窓口を準備しているところです。始まるまでのあいだは、読みものと、お金をかけずに相談できる場所の案内だけを置いています。

命にかかわるときは、ここを読まずに

いますぐ命が危ないとき、暴力を受けているとき、体の具合が悪いときは、この読みものを読むより先に、公的な窓口や救急につないでください。当サイトは、そういう場面を引き受ける窓口ではありません。

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