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無料の窓口読みもの・約9分 /

いのちの電話とは

いのちの電話は、無料で話を聞いてもらえる相談窓口の一つです。当サイトのサービスとは目的が違うので、まずその点を説明します。

  • いのちの電話はどういう窓口なのか
  • いのちの電話がつながらないとき
  • 電話以外の相談(メール相談ほか)
  • かけるときに知っておくこと

先に答えだけ

  • いのちの電話は、生きるのがつらいときにかけられる民間の電話相談です。相談員はボランティアで、相談は無料です。
  • フリーダイヤル0120-783-556の受付は毎日16時〜21時で、毎月10日は8時から24時間受け付けています。ナビダイヤル0570-783-556の受付は10時〜22時です(こちらは通話料がかかります)。
  • つながりにくいことがあります。つながらないときは、よりそいホットライン0120-279-338(24時間・通話料無料)にもかけられます。非通知の設定にしている場合は、番号の前に186を付けてかけてください。

いのちの電話はどういう窓口なのか

いのちの電話は、一般社団法人日本いのちの電話連盟が全国で行っている電話相談です。電話には、所定の研修を受けたボランティアの相談員が対応します。

公式サイトには「いつでも、どなたでもお電話いただけます」と書かれています。名前を名乗る必要はありません。相談した内容が外部に漏れることはないとも書かれています。

相談料はかかりません。ただし、電話番号は二つあり、一方は通話料がかかります。以下で、二つの番号を分けて紹介します。

自殺予防いのちの電話(フリーダイヤル)

電話番号
0120-783-556
受付時間
毎日16時〜21時
毎月10日は8時〜翌朝8時(24時間)
通話料
通話料無料。携帯電話・固定電話・公衆電話などからかけられます。ご利用の電話サービスによってはつながらない場合があるという注意書きがあります。

ナビダイヤル

電話番号
0570-783-556
受付時間
毎日10時〜22時
通話料
通話料がかかります。かけ放題プランや無料通話サービスの対象外です。一部のIP電話からはつながらない場合があります。
いのちの電話「相談先のご案内」を見る
相談員が電話で話を聞く窓口です。当サイトの有料サービスとは目的が異なります。

どんなときに使えるか

相談したい内容が決まっていなくても電話できます。公式サイトには「『死にたい』と思っている人だけのための電話ではありません」と書かれています。誰にも言えない気持ちや理由の分からない不安、孤独などを話せる場だと説明されています。

住んでいる地域に関係なく、全国のどのセンターにかけても構わないと案内されています。都合のいい時間帯に合わせて相談先を選べます。

ただし、対応できない電話もあります。対応できない電話の一覧は、公式サイトの「相談先のご案内」に掲載されています。

いのちの電話がつながらないとき

つながらないときは、ナビダイヤルや各地のセンター(どちらも通話料がかかります)、ほかの無料の窓口にかけてみてください。毎日24時間、無料で受け付けている窓口もあります。

  • #いのちSOS電話番号は0120-061-338です。「死にたい」「消えたい」と感じている人のための電話相談です。毎日24時間、無料で受け付けており、秘密は守られます(自殺対策支援センターライフリンク)。
  • よりそいホットライン電話番号は0120-279-338です。厚生労働省の「まもろうよ こころ」では「24時間対応」とされています。どんな悩みでも相談できる窓口です(よりそいホットラインとは)。
  • チャットの窓口文字で相談したいときは、「あなたのいばしょ」が24時間365日、無料・匿名で相談を受け付けています。「こころのほっとチャット」は毎日7時〜23時50分に対応しています(受付は23時まで)。

ほかの窓口の番号と受付時間は、悩み相談ができる無料の電話窓口の一覧にまとめています。

つながりにくいのは、相談の電話が多く、1件の相談が2時間近くになることもあるためです。全国のいのちの電話で同じような状況です(関西いのちの電話のページ、2026年9月に確認)。

いのちの電話にかけ直すときは、次のことを試してください。

  • ナビダイヤルにかけてみるナビダイヤルの0570-783-556は、全国のセンターのうち、その時点で空いている回線につながる仕組みです(千葉いのちの電話)。受付時間は毎日10時〜22時で、通話料がかかります。つながる前に、通話料についての音声案内が流れます(名古屋いのちの電話)。
  • 非通知でかけないフリーダイヤルとナビダイヤルは、2016年から当面の間、試行的に非通知の電話を受け付けていません。非通知の設定にしている場合は、番号の前に「186」を付けてかけてください。相談員が、相談者の電話番号を知ることはありません。
  • 24時間受け付けているセンターを探す公式サイトの「全国のいのちの電話一覧」には、受付時間が「24時間」のセンターも載っています。
  • IP電話からかけるときIP電話からも、フリーダイヤル0120-783-556にかけられます。一部のサービスや契約ではつながらないため、その場合は代わりに03-6634-7830にかけます。こちらは通話料がかかります(日本いのちの電話連盟のお知らせ・厚生労働省「まもろうよ こころ」)。

電話以外の相談(メール相談ほか)

インターネット相談は、専用のページに登録して、メールでやり取りする相談です。2025年に相談員が返信した相談は2,089件でした(日本いのちの電話連盟)。利用するときの決まりは次のとおりです。

  • 1回ごとの相談です2025年4月から、1回ごとの相談に変わりました。返信を受け取ると次の相談を送れますが、前回の相談内容は消去されます。相談員は、過去の相談内容を見ることができません。
  • 返信には日数がかかります混雑状況によっては、返信までに数日かかる場合があります。相談が多いときは、新規の受付を停止することがあります。急ぐときは、電話や24時間対応のチャットを利用してください(悩み相談ができる無料の電話窓口の一覧)。
  • 本名は必要ありません登録時の必須項目は、メールアドレス・パスワード・性別・年代・住んでいる地域の五つです。名前はニックネームで構いません。
  • パソコンでの利用が前提ですスマホでは、パソコン用の画面がそのまま表示されます。
  • 相談員は指名できません研修と経験を積んだ相談員が返信します。

センターによっては、独自のインターネット相談やLINEでの相談も受け付けています(千葉いのちの電話など)。大切な人を自死で亡くした人のための集い(わかちあいの会)を開いているセンターもあります。実施しているセンターは、公式サイトの「自死遺族支援」のページで確認できます。

相談員はどんな人か

相談員は、報酬を受けずに活動している市民です。2026年4月現在、全国で5,579人が活動しています。2025年に全国のいのちの電話が受けた電話は572,255件でした(日本いのちの電話連盟)。

相談員になるために、特別な資格や学歴は必要ありません。ただし、1年以上の養成講座を受講することが条件です。講座では講義や演習、実習を通して、話を聴く姿勢を学びます。講座を修了して認定を受けてから、相談員として活動を始めます。

活動を始めた後も研修は続きます。相談の後に、専門家や先輩と一緒に振り返る場(スーパービジョン)もあります。難しい相談を相談員が一人で抱え込まないための仕組みです。

活動の柱は「匿名と秘密の尊重」「組織としての責任」「個人的関係を持たない」「無償の市民活動」の四つです。相談の責任は、一人ひとりの相談員ではなく組織全体が負います。相談員が相談者と個人的な関係を持つことはありません。

いのちの電話が大切にしているのは、「話を聴くこと」「気持ちに寄り添うこと」「一緒に考えること」です(日本いのちの電話連盟)。金銭的な援助はできません(名古屋いのちの電話)。

相談員になりたい人は、住んでいる地域のいのちの電話に応募します。養成講座の内容・期間・費用・応募時期は地域によって異なり、受講料は基本的に自己負担です(日本いのちの電話連盟)。

いのちの電話の成り立ち

いのちの電話は、1950年代にイギリスで始まった電話相談の活動をもとに、1971年に東京で始まりました。

もとになったのは、牧師のチャド・バラーがイギリスで設立した「サマリタンズ」です。自殺予防のためにボランティアを養成し、匿名で悩みを話せる電話相談の仕組みを広めました。

日本で開設を呼びかけたのは、ドイツ人の宣教師ルツ・ヘットカンプです。「東京いのちの電話」は10月1日に開設され、1977年には各地の団体が集まって日本いのちの電話連盟が発足しました。現在は全国50か所のいのちの電話が加盟しています。

全国共通の窓口は、次のように広がってきました。

  1. 2001年国の補助による全国規模の「自殺予防いのちの電話」を、12月1日〜7日に初めて行いました。
  2. 2007年「自殺予防いのちの電話」を、年1回の実施から毎月10日の実施に拡大しました。
  3. 2013年ナビダイヤルを始めました。
  4. 2016年インターネット相談を始めました。
  5. 2020年毎月10日に加えて、毎日16時〜21時の対応を始めました。

運営は、厚生労働省の補助、自治体の助成、民間の寄付などで支えられています。フリーダイヤルの相談や研修の体制づくりには、厚生労働省の補助が使われています(日本いのちの電話連盟)。

命にかかわるときは、有料のサービスではなく、ここへかけてください。

かけるときに知っておくこと

  • 一度でつながらないことがあります公式サイトにも「お電話がつながりにくい場合があります。時間をおいて再度おかけ直しください」と書かれています。つながらないのは、かけた人に問題があるからではありません。
  • 番号によって通話料が違います0120で始まる番号は通話料がかかりませんが、0570で始まる番号は通話料がかかります。二つの番号は並べて書かれているため、間違えやすい点です。
  • 利用が多い場合の決まりがあります長時間または多数回の利用があった場合に、一定期間、利用の休止をお願いする仕組みがあると公式サイトに書かれています。機械的な基準に基づいて一時的に行うものだと説明されています。
  • 文章でも相談できます電話のほかに、インターネットを通じたメール相談もあります。利用方法は、公式サイトの「相談先のご案内」に掲載されています。
  • 各地のセンターにも番号があります全国に相談窓口があり、それぞれ電話番号と受付時間が異なります。古い番号を掲載してしまうことを避けるため、当サイトでは各センターの番号を掲載していません。公式サイトの「全国のいのちの電話一覧」で確認してください。

当サイトが提供しているのは、この窓口とは別のものです。有料の話し相手ネットの電話サービスで、命にかかわる相談には対応していません。対応すること・対応しないことは話し相手サービスとはに書いています。

この情報は2026年9月時点のものです。受付時間と番号は変わることがあります。最新の情報は、いのちの電話の「相談先のご案内」でご確認ください。

命にかかわるときは、ここを読まずに

いますぐ命が危ないときは、この読みものを読むより先に、公的な窓口や救急につないでください。暴力を受けているときや、体の具合が悪いときも同じです。当サイトは、そういう場面を引き受ける窓口ではありません。

よくある質問

番号と受付時間を教えてください。
フリーダイヤル0120-783-556の受付は毎日16時〜21時で、毎月10日は8時から24時間受け付けています。ナビダイヤル0570-783-556の受付は10時〜22時です(ナビダイヤルは通話料がかかります)。
料金はかかりますか。
相談料はかかりません。フリーダイヤルは通話料もかかりません。
つながらないときはどうすればいいですか。
混み合っていることが多い窓口です。つながらないときは、よりそいホットライン0120-279-338(24時間・無料)にもかけられます。
死にたい気持ちを話しても大丈夫ですか。
そのために作られた窓口です。相談員は訓練を受けたボランティアで、そうした話を聞くことを前提に電話を受けています。
非通知でかけてもつながりますか。
フリーダイヤルとナビダイヤルは、2016年から当面の間、試行的に非通知の電話を受け付けていません。非通知の設定にしている場合は、番号の前に186を付けてかけてください。相談員が、相談者の電話番号を知ることはありません。
メールで相談できますか。
日本いのちの電話連盟のインターネット相談で、メールで相談できます。相談は1回ごとで、返信までに数日かかる場合があります。相談が多いときは、新規の受付を停止することがあります。
相談員はどんな人ですか。
報酬を受けずに活動している市民のボランティアです。特別な資格は必要ありませんが、1年以上の養成講座を受講し、認定を受けてから相談にあたります。2026年4月現在、全国で5,579人が活動しています。
つながりやすい時間はありますか。
公式サイトには、つながりやすい時間帯についての記載は見当たりませんでした。すぐ話したいときは、毎日24時間受け付けている#いのちSOS 0120-061-338にもかけられます。フリーダイヤルは毎月10日に24時間受け付けています。2026年は、3月10日〜17日と9月10日〜17日にも7日間連続で受け付けました(日本いのちの電話連盟のお知らせ)。

このページで確かめた公的な資料

監修井上恵(話し相手ネット 運営責任者)

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