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悩みをどこに相談すべきか迷ったら

悩みをどこに相談すべきか迷ったときは、相談先の名前から選ぶのではなく、悩みの内容から絞り込みます。内容で絞り込めば、相談先はたいてい一つか二つになります。

  • 悩みをどこに相談するかは、窓口の名前から決めない
  • 急ぐかどうかを見極める
  • 内容から絞る順番
  • それでも相談先が決まらないとき

先に答えだけ

  • どこに相談するかを決める前に、まず「急ぐ話かどうか」を見極めます。相談先はその後で選びます。
  • 今まさに体が危ないときは、119番(救急)か110番(警察)に電話してください。急ぎではないもののつらいときは、内容ごとの窓口に相談します。職場のことはこころの耳電話相談(0120-565-455)、18歳までの子ども本人はチャイルドライン(0120-99-7777)、こころの不調はこころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)です。どれにも当てはまらなければ、24時間受け付けているよりそいホットライン(0120-279-338)に相談できます。法律のトラブルは法テラス(0570-078374)、契約のトラブルは消費者ホットライン(188)が窓口を案内します。
  • どの窓口にも当てはまらず、ただ話を聞いてほしいだけという場合もあります。その場合は、有料の話し相手サービス(10分300〜400円)を利用できます。

悩みをどこに相談するかは、窓口の名前から決めない

どこに相談すべきか迷うのは、窓口が多いからではなく、窓口の名前から選ぼうとするからです。名前を見ただけでは、どの窓口が自分の悩みに合うのかは分かりません。

そこで、選ぶ順番を逆にします。先に決めるのは、急ぐかどうかと、悩みの内容がどれに近いかの二つだけです。この二つが決まれば、相談先はたいてい一つか二つに絞れます。

決めるのは、急ぐかどうかと、内容がどれに近いかの二つだけです。

急ぐかどうかを見極める

今まさに体が危ないとき、けがをしているとき、目の前で暴力が起きているときは、相談窓口ではなく、119番(救急)か110番(警察)に電話してください。相談窓口は、つながるまでに時間がかかることがあります。

ここから下では、急ぎではないものの、一人でいるのがつらいときに利用できる窓口を紹介します。

内容から絞る順番

悩みの内容に近い窓口から電話してください。どれにも当てはまらないと思ったら、よりそいホットライン(0120-279-338)に電話してください。

  • 死にたいほどつらい ── #いのちSOS0120-061-338毎日24時間受け付けています。公式サイトには「無料、かつ秘密厳守」と書かれています。厚生労働省の補助事業です。
  • 何に困っているのか自分でも分からない ── よりそいホットライン0120-279-338暮らしの困りごと全般の相談を受け付ける窓口です。音声ガイダンスに従って、当てはまる番号を選びます。福島県からは0120-279-226にかけます。
  • 気分や眠りの不調が続いている ── こころの健康相談統一ダイヤル0570-064-556電話をかけた地域の公的な相談機関につながります。受付の曜日と時間は地域によって異なります。ナビダイヤルのため、通話料がかかります。
  • 仕事のこと ── 働く人の「こころの耳電話相談」0120-565-455受付は平日17時〜22時、土曜日・日曜日10時〜16時です。働く方とそのご家族が対象です。
  • 18歳まで ── チャイルドライン0120-99-7777受付は毎日16時〜21時で、通話料はかかりません。年末年始はお休みです。
  • 配偶者やパートナーからの暴力 ── DV相談+0120-279-889電話は24時間受け付けています。チャット相談は12時〜22時と案内されています。
  • 女性の困りごと ── 女性相談支援センター#8778この番号にかけると、都道府県の女性相談支援センターにつながります。DV、性暴力、お金の問題、予期せぬ妊娠など、女性の困りごとの相談先です。通話料がかかります。また、電話の種類によっては利用できない地域もあります(厚生労働省)。
  • 性犯罪・性暴力の被害 ── ワンストップ支援センター全国共通の短縮番号は#8891です。最寄りのセンターにつながり、通話料はかかりません。内閣府の性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センターのページによると、各センターの番号に直接かける場合は、一部の自治体を除いて通話料がかかります。

精神科と心療内科の違いなど、こころの不調で病院にかかるときに知っておきたいことは、メンタルの不調の相談相手にまとめています。

身近な人を自死で亡くしたときは、全国自死遺族総合支援センターに電話で相談できます。電話番号は03-3261-4350で、訓練を受けた相談員が話を聞きます。受付は木曜14時〜18時、日曜13時〜17時です(祝日を除く)。相談は1人1日1回、40分以内です(全国自死遺族総合支援センター)。

お金・法律・暮らしの困りごとの窓口

お金や法律、暮らしの困りごとは、法テラスや消費者ホットライン、自立相談支援機関などの専門の窓口が相談を受け付けています。ここでは、厚生労働省の「まもろうよ こころ」などに掲載されている窓口から選んで紹介します。

  • 法律のトラブル ── 法テラス 0570-078374利用できる法制度や相談先を案内しています。受付は平日9時〜21時、土曜9時〜17時です(祝日・年末年始を除く)。利用料は0円ですが、通話料はかかります(法テラス)。
  • 契約や買い物のトラブル ── 消費者ホットライン 188最寄りの消費生活センターなどを案内しています。相談は無料ですが、通話料はかかります(消費者庁)。
  • 差別やハラスメントなど人権のこと ── みんなの人権110番 0570-003-110最寄りの法務局につながり、法務局の職員か人権擁護委員が対応します。受付は平日8時30分〜17時15分です(法務省)。
  • 警察に相談したい(急ぎではない) ── #9110電話をかけた地域を管轄する警察本部などの相談窓口につながります。受付時間は都道府県ごとに異なり、土日・祝日と夜間は当直か音声案内で対応します。通話料がかかります(厚生労働省「まもろうよ こころ」)。
  • 働けない、住む所がない ── 自立相談支援機関地域の相談窓口で、支援計画を作成し、ほかの関係機関と連携して支援します(厚生労働省)。
  • 高齢の家族のこと ── 地域包括支援センター市町村が設置している、高齢者の総合相談窓口です(厚生労働省)。
  • 子どもや子育てのこと ── 児童相談所 0120-189-783子どもの福祉に関する相談を受け付ける専門機関の、相談専用ダイヤルです(こども家庭庁)。

自治体が設置している窓口の役割と探し方は、自治体の相談窓口の種類と探し方にまとめています。子育てに関する相談先は、子育ての相談相手で紹介しています。

電話が苦手なときは、SNSやチャットで

声に出すより文字の方が相談しやすい人のために、LINEなどのSNSやチャットで相談を受け付ける窓口があります。受付時間と対象は、各団体の公式サイトで確認して記載しました。

  • こころのほっとチャットLINE、Facebook、ウェブのチャットで相談を受け付けています。相談時間は毎日7時〜23時50分(受付は23時まで)です。誰でも無料・匿名・予約なしで利用できます(東京メンタルヘルス・スクエア)。
  • あなたのいばしょチャットで相談を受け付けています。24時間365日、年齢や性別を問わず、誰でも無料・匿名で利用できます(あなたのいばしょ)。
  • 生きづらびっと「死にたい」「消えたい」といったつらい気持ちを話せる、SNSの相談窓口です。月曜と金曜は6時〜22時30分、そのほかの曜日は8時〜22時30分で、受付はどちらも22時までです。相談員につながるまで、10〜30分以上かかることがあります(自殺対策支援センターライフリンク)。
  • チャイルドラインのチャット18歳までの子どもが利用できます。受付は月曜〜土曜の16時〜21時と、第4日曜の16時〜18時30分です。料金はかかりません(チャイルドライン)。
  • 働く人の「こころの耳SNS相談」働く人とその家族などを対象とした、LINEによる相談です。相談時間は平日17時〜22時(受付は21時30分まで)、土日10時〜16時(受付は15時30分まで)です。祝日・振替休日と年末年始(12月29日〜1月3日)は除きます(こころの耳)。

電話がつながらないときは、SNSやチャットに切り替える方法もあります。ただし、SNSの相談も、混み合っているときは返信まで時間がかかることがあります。電話窓口と通話料については、悩み相談ができる無料の電話窓口の一覧にまとめています。掲示板やメールとの違いは、悩み相談の掲示板の選び方と注意点で解説しています。

国の窓口と民間の窓口の違い

国の窓口と民間の窓口の違いは、窓口を運営する組織と、相談を受ける人です。厚生労働省の「まもろうよ こころ」には、その両方が掲載されています。

国や自治体の窓口

こころの健康相談統一ダイヤルは、都道府県や政令指定都市の公的な相談機関につながります。24時間子供SOSダイヤルは、教育委員会の相談機関につながります。こどもの人権110番は、法務局の職員か人権擁護委員が対応します。

民間団体の窓口

厚生労働省の一覧では、いのちの電話は一般社団法人日本いのちの電話連盟の名称で掲載されています。よりそいホットラインは一般社団法人社会的包摂サポートセンター、#いのちSOSとチャイルドラインはNPO法人です。いのちの電話では、所定の研修を受けたボランティアが相談に応じます。電話番号と受付時間は、いのちの電話とはにまとめています。

国の委託を受けて、民間が運営している窓口もあります。働く人の「こころの耳」の電話・SNS・メールによる相談は、厚生労働省の委託を受けて民間企業が運営しています(こころの耳)。

名前を言わずに相談できる窓口

名前を言わなくていいと、公式に明記している窓口があります。いのちの電話は「お名前を言う必要はありません」、チャイルドラインは「名前は言わなくていい」と案内しています。こころのほっとチャットと、あなたのいばしょのチャットも、匿名で利用できます。

子どもへの虐待かもしれないと思ったときに利用できる児童相談所虐待対応ダイヤル「189」も、匿名で通告や相談ができます。通告した人の情報と通告の内容に関する秘密は守られます(こども家庭庁)。

どれにかけるか決まらないときは、上の「内容から絞る順番」の一覧に戻ってください。

迷うのは、相談先が多いからではなく、選び方を知らないからです。

それでも相談先が決まらないとき

厚生労働省は、相談窓口をまとめたページを二つ公開しています。どちらも一覧から選べるため、窓口の名前を知らなくても探せます。

一つは「まもろうよ こころ」で、電話・SNS・こども向けに分けて窓口が掲載されています。もう一つは「支援情報検索サイト」で、電話やメールといった相談方法のほか、キーワードを入力して悩みの種類からも探せます。

それでも決められないときは、よりそいホットライン(0120-279-338)に電話して「どこに相談したらいいか分かりません」と伝えて構いません。暮らしの困りごと全般の相談を受け付けている窓口なので、どこに相談すればよいかも一緒に探してくれます。相談の理由を一つに絞ってから話す必要もありません。

ここまでは、相談したいことがある場合の相談先です。相談ごとではなく、ただ話し相手が欲しいのだと気づくこともあります。その場合は、探し方をまとめた話し相手が欲しいときの選び方を参考にしてください。当サイトが提供しているのは料金のかかる話し相手ネットの電話です。対応すること・対応しないことは、話し相手サービスとはにまとめています。

厚生労働省「まもろうよ こころ」を見る
この情報は2026年9月時点のものです。番号と受付時間は変わることがあります。最新の情報は各窓口の公式サイト、またはまもろうよ こころと支援情報検索サイトでご確認ください。

この読みものは、答えを出すためのものではありません

ここに書いてあるのは、選ぶときの見どころだけです。どれが正しいかを決めるものではありませんし、医療や法律の助言でもありません。

よくある質問

まず何から決めればいいですか。
相談先ではなく、「急ぐ話かどうか」から決めます。今まさに体が危ないときは、119番(救急)か110番(警察)に電話してください。急ぎではないもののつらいときは内容ごとの窓口、どれにも当てはまらなければ24時間受け付けているよりそいホットライン(0120-279-338)に相談します。
内容ごとの窓口を教えてください。
職場のことはこころの耳電話相談(0120-565-455)、18歳までの子ども本人はチャイルドライン(0120-99-7777)、こころの不調はこころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)です。どれにも当てはまらない場合は、よりそいホットラインに相談してください。
どこも当てはまらない気がします。
「ただ聞いてほしいだけ」という場合もあります。その場合は、有料の話し相手サービス(10分300〜400円)を利用できます。
たらい回しにされませんか。
内容に合わない窓口にかけると、別の窓口を案内されることがあります。これを減らすには、先に「急ぐか」「何の話か」の二つだけを決めておくと、合う窓口に早くつながります。
お金や法律の悩みはどこに相談できますか。
法律のトラブルは法テラス・サポートダイヤル(0570-078374)が、利用できる制度や相談先を案内しています。契約や買い物のトラブルは、消費者ホットライン(188)に相談できます。働けない、住む所がないといった困りごとは、地域の自立相談支援機関が相談を受け付けています。
名前を言わずに相談できますか。
匿名で相談できる窓口があります。いのちの電話は「お名前を言う必要はありません」、チャイルドラインは「名前は言わなくていい」と公式に明記しています。こころのほっとチャットや、あなたのいばしょのチャットも匿名で利用できます。
LINEやチャットで相談できる窓口はありますか。
あります。こころのほっとチャット(毎日7時〜23時50分、受付は23時まで)と、あなたのいばしょ(24時間365日)です。18歳までの子どもはチャイルドラインのチャット、働く人とその家族はこころの耳のSNS相談も利用できます。
国の窓口と民間の窓口は何が違いますか。
窓口を運営する組織と、相談を受ける人が異なります。こどもの人権110番は法務局の職員か人権擁護委員が、いのちの電話は所定の研修を受けたボランティアが相談に応じます。どちらも、厚生労働省の「まもろうよ こころ」に掲載されています。
精神的にしんどいときは、誰に相談すればいいですか。
こころの相談は、住んでいる地域の保健所や精神保健福祉センターが受け付けています(厚生労働省)。電話の場合は、こころの健康相談統一ダイヤル0570-064-556(通話料がかかります)にかけると、その地域の公的な相談機関につながります。「死にたい」「消えたい」と感じているときは、#いのちSOS(0120-061-338)が毎日24時間相談を受け付けています。

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監修井上恵(話し相手ネット 運営責任者)

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