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選び方読みもの・約11分 /

悩み相談が電話でできる場所

悩み相談が電話でできる場所は、思っているよりたくさんあります。ただし、それぞれ引き受けている範囲が違います。ここでは「何が違うのか」だけを並べます。

  • 場所は二つ。無料の窓口と、有料の話し相手
  • 選ぶ物差しは三つ
  • 解決したいなら、公的な窓口や専門機関
  • 聞いてほしいだけなら、傾聴サービス
ひじ掛け椅子に座って、スマホで楽しそうに話している女性のイラスト

先に答えだけ

  • 悩み相談が電話でできる場所は、無料の公的な窓口と、有料の民間窓口の二つに分かれます。選ぶ物差しは三つ。お金がかかるか、いつつながるか、何を引き受けてもらえるかです。
  • 無料の窓口の番号と受付時間は、当サイトの悩み相談ができる無料の電話窓口の一覧にまとめています。有料の話し相手サービスは10分300〜400円が中心で、開いている時間は事業者ごとに違います。借金や法律のトラブルは法テラス・サポートダイヤル(0570-078374)、買い物や契約は消費者ホットライン188です。
  • お金・仕事・住まいなど、解決したい問題があるときは公的な窓口や専門機関がおすすめです。問題解決ではなく、話を聞いてほしいときは傾聴サービスの方です。

電話で話せる場所には種類がある

悩みを電話で相談できる場所は、思っているよりたくさんあります。国や自治体が案内している窓口、団体が運営している窓口、勤め先や学校の中に置かれた窓口、そして民間の有料のサービス。どれも「電話で話を聞く」という点では同じに見えます。

違うのは、引き受けている範囲です。ある窓口は制度につなぐことを引き受け、別の窓口は聞くことだけを引き受けます。ここが書かれていないまま並んでいるので、選べなくなります。

順番としては、まずお金がかかるかどうかを分けます。次にいつつながるか。最後に何をしてもらえるか。この三つで並べ直すと、自分の場合はどこにかけるのかがはっきりしてきます。

もうひとつ、先に分けておきたいことがあります。「相談したい」と「話したい」は、同じ電話で扱われがちですが、別のものです。答えがほしいのか、いちど声に出しておきたいのか。ここを自分の中で分けておくだけで、かけたあとの落差が小さくなります。

悩み相談の電話窓口には、かけられる人を決めているものもあります。チャイルドラインは18歳までの子ども、働く人の「こころの耳電話相談」は働く人とその家族などが対象です。「何をしてもらえるか」を見るときに、対象もあわせて確かめます。

無料の窓口と有料のサービス。見比べる物差しは、お金・時間・引き受ける範囲の三つです。

無料の窓口が引き受けている範囲

料金がかからない窓口には、公的なものと、それに準じる団体が運営しているものがあります。共通しているのは、暮らしや命にかかわることを引き受けている点です。

  • 命や安全にかかわること

    いますぐ危ないとき、暴力を受けているとき。ここは無料の窓口が正面から引き受けています。

  • お金・住まい・仕事のこと

    使える制度があるかどうか、どこへ行けばいいか。制度につなぐことを役目にしている窓口があります。

  • 体や気持ちの不調のこと

    医療機関にかかった方がいいかどうかの見当をつける段階から相談できる窓口があります。

  • 学校や職場でのこと

    学校にも勤め先にも、無料で話せる窓口が置かれていることがあります。外の窓口より先に、そこを確かめる手があります。

窓口の名前・つながる時間帯・料金は、それぞれ違います。当サイトでは悩み相談ができる無料の電話窓口の一覧に、種類ごとに分けて置いています。

お金の話でひとつ注意があります。相談そのものに料金がかからなくても、電話をかけた側に通話料がかかる番号があります。相談料と通話料は別のものです。長く話す見込みがあるときは、かける前にその窓口の案内を見ておくと、あとで驚かずに済みます。

悩みの種類ごとの電話相談の窓口

悩みの種類ごとに、受ける窓口が分かれています。厚生労働省の「まもろうよ こころ」などの案内をもとに、暮らしの困りごとに近いものを並べました。番号と受付時間は、2026年9月に各窓口や国の公式ページで確かめた値です。

  • 働き方のトラブル解雇、賃金の引き下げ、いじめや嫌がらせ、パワハラなど働き方のトラブルは、「総合労働相談コーナー」が受けます。都道府県の労働局や労働基準監督署などに、全国で378か所あります。予約はいらず、無料で、電話でも相談できます(厚生労働省)。気持ちの悩みは、働く人の「こころの耳電話相談」が受けます。
  • 暮らしが立ち行かない働きたくても働けない、住むところがない、といった困りごとは、地域の「自立相談支援機関」に相談できます。支援員が、一人ひとりの状況に合わせた支援の計画を作ります(厚生労働省)。地域の窓口の探し方は自治体の相談窓口の種類と探し方にまとめました。
  • 借金や法律のトラブル法テラス・サポートダイヤル(0570-078374)が、法律の制度や相談先を紹介します。受付は平日9時から21時、土曜日9時から17時です(祝日と年末年始を除く)。利用料はかかりませんが、通話料はかかります。
  • 買い物や契約のトラブル消費者ホットライン188にかけると、近くの消費生活センターなどを案内されます。相談は無料で、通話料はかかります。話し中のときは、国民生活センターの「バックアップ相談」を平日10時から16時に使えます(消費者庁)。
  • 差別や嫌がらせみんなの人権110番(0570-003-110)は、差別や虐待、ハラスメントなど人権の相談を受けます。かけた場所に近い法務局につながります。受付は平日8時30分から17時15分です(法務省)。0570で始まる番号なので、通話料がかかります。
  • 警察に相談したいが、急ぎではないストーカーや悪質商法など、犯罪に当たるか分からない相談は、警察相談専用電話「#9110」です。かけた地域の警察本部などにつながります。受付の時間は都道府県警察ごとに違い、夜間や休日は当直や音声の案内で対応します。通話料がかかります(厚生労働省、政府広報オンライン)。今すぐ来てほしいときは110番です。
  • 高齢の家族のこと高齢の家族の暮らしの心配は、市町村が置く「地域包括支援センター」が相談先です。地域の高齢者の総合相談の窓口で、全国に5,487か所あります(2025年4月末、厚生労働省)。連絡先は市町村ごとに違います。
  • 女性の困りごと「#8778」にかけると、都道府県の女性相談支援センターにつながります。DV、性暴力、お金、予期せぬ妊娠など、女性の困りごとの相談先です。通話料がかかり、使えない地域もあります(厚生労働省)。

次の四つの場合の窓口は、番号つきで悩みはどこに相談すべきかに並べています。気分や眠りの不調が続くとき、18歳までの子どものこと、配偶者やパートナーからの暴力、性暴力の被害です。

子育ての悩みの相談先は子育ての相談相手に、中学生・高校生の相談先は中学生・高校生の相談相手にまとめています。住んでいる地域の窓口は、悩み相談の窓口は地域で変わるかに探し方を書きました。

気持ちがしんどいときに誰に相談すればいいかは、メンタルの不調の相談相手にまとめています。

どれに当てはまるか分からないときは、よりそいホットライン(0120-279-338)にかけて構いません。暮らしの困りごと全般を受ける窓口で、音声の案内に沿って番号を選ぶと、相談員につながります。

夜や休日にかけられる悩み相談の電話

夜や休日にかけられる悩み相談の電話には、24時間のよりそいホットラインや、夜まで開いているいのちの電話などがあります。役所の窓口には平日の昼だけのものが多いので、受付の時間から選びます。

  • 24時間よりそいホットライン(0120-279-338)は、厚生労働省の案内で24時間対応です。だれでもかけられます。24時間子供SOSダイヤル(0120-0-78310)も、子どものSOSを24時間受けています。配偶者やパートナーからの暴力の相談を受けるDV相談+(0120-279-889)も、電話は24時間受付です。
  • 夜までいのちの電話のフリーダイヤル(0120-783-556)は、毎日16時から21時です。ナビダイヤル(0570-783-556)は、毎日10時から22時です。フリーダイヤルは毎月10日だけ、朝8時から翌朝8時までです。
  • 平日の夜働く人の「こころの耳電話相談」は、平日17時から22時で、受付は21時50分までです。番号を表示しない電話は受けていないので、非通知の設定なら番号の前に186を付けてかけます。こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)は、平日の夜も受けることがあります。終わりは22時30分で、受付は22時までです。
  • 土曜日・日曜日こころの耳電話相談は、土曜日・日曜日の10時から16時で、受付は15時50分までです。祝日、振替休日、年末年始は休みです。法テラス・サポートダイヤルは、土曜日の9時から17時も開いています。

体が危ないときや、目の前で暴力が起きているときは、相談の窓口ではなく119番か110番です。けがや急な病気は119番、事件や事故は110番にかけます。「死にたい」「消えたい」と感じているときの電話は、#いのちSOS(0120-061-338)が毎日24時間受けています。つながるまで時間がかかることがあります。ほかの窓口の番号は悩み相談ができる無料の電話窓口の一覧にまとめました。

どこにかけるかを決められないのは、選択肢が多いからではなく、それぞれの役割が書かれていないからです。

電話のほかに悩み相談ができる方法

電話のほかに、チャット、LINE、メール、会って話す窓口があります。電話がつながらないときや、声を出しにくいときに使えます。つながらないときの対処は電話相談とはにまとめました。電話・チャット・メールの違いは悩み相談の掲示板の選び方と注意点にあります。

  • チャット(だれでも)こころのほっとチャットは、LINEやウェブのチャットで受ける相談です。毎日7時から23時50分までで、受付は23時までです。予約なしで、名前を言わずに無料で使えます(東京メンタルヘルス・スクエア)。
  • LINE(働く人向け)働く人の「こころの耳SNS相談」は、LINEで相談できます。平日は17時から22時で、受付は21時30分までです。土曜日・日曜日は10時から16時で、受付は15時30分までです(祝日と年末年始を除く)。
  • メールこころの耳のメール相談は、働く人などが対象で、24時間受け付けています。返事は1週間以内が目安で、内容によってはもっとかかります。いのちの電話も、メールによる「インターネット相談」を受けています。
  • 会って話す総合労働相談コーナーや法務局では、窓口で会って話す相談もできます。

有料のサービスが引き受けている範囲

お金を払って電話で話す場所もあります。こちらが引き受けているのは、無料の窓口とは別のところです。制度につなぐことも、専門の判断もしません。かわりに、用件がない話を、時間の限り聞きます。

無料の窓口が強い場面

急ぐとき。制度や手続きが要るとき。専門の助けが要るとき。ここは料金がかからない方が正面から引き受けています。

有料の方が向く場面

急いでいないとき。用件がないとき。同じ話を何度もしたいとき。長さや回数を自分で決めたいとき。

もうひとつ、有料の方が選ばれる理由があります。つながりやすさです。無料の窓口は使う人が多く、かけても話し中のことがあります。急がない話を、待たずにしたい。この理由でお金を払う人がいます。

払い方も見ておくところです。先に払った分だけ話す形なら、あとから金額が増えることはありません。話しながら料金が積み上がっていくのが気になる人は、上限が先に決まっている形を選ぶと、時計を見ないで済みます。当サイトが何を引き受けて何を引き受けないかは話し相手サービスとはにまとめています。

有料の話し相手サービスの公式の料金ページを確認すると、10分300円〜400円が多く、前払い・後払いの両方が見られます。1時間に直すと1,800円から2,400円です(2026年9月に確認)。ほかの頼み方との比べ方は話し相手・愚痴聞きの料金と相場にまとめています。

自分に合う場所の見分け方

どこがいいかは人によって違いますが、確かめる順番は同じです。上から順に見ていくと、残る先が絞られます。

  1. 急ぐ話かどうかを先に分ける

    いま危ないなら、料金の比較はしません。無料の窓口へ先に行きます。

  2. 何をしてほしいのかを一言にする

    「問題を解決したい」なのか「聞いてほしいだけ」なのか。ここが決まると行き先が変わります。答えを求めない話をどこまで引き受けてもらえるかは愚痴聞きとはに書きました。

  3. つながる時間帯を確かめる

    話したくなる時間と、開いている時間が合っているか。夜に話したい人が昼だけの窓口を選ぶと続きません。

  4. 名乗らずに使えるかを確かめる

    名前を言わずに済むかどうかで、話せる中身が変わることがあります。かける前にサイトで確かめられます。

それでも決まらないときは、内容から絞る手があります。悩みはどこに相談すべきかに、順番だけを書きました。

話し相手ネットが提供しているのは、有料の傾聴サービスです。用件がなくてもかけられる話し相手・愚痴聞きの電話です。お金をかけずに相談できる場所も、あわせて案内しています。

そもそも相談できる相手がいない、というところで止まっている場合は、相談相手がいないときを見てください。家族・公的な窓口・カウンセラー・有料の話し相手・AIの五つを並べています。

この読みものは、答えを出すためのものではありません

ここに書いてあるのは、選ぶときの見どころだけです。どれが正しいかを決めるものではありませんし、医療や法律の助言でもありません。

よくある質問

いますぐ話したいのですが、どこが開いていますか。
24時間開いている無料の電話には、よりそいホットライン0120-279-338などがありますが、混み合ってつながらないことがあります。有料の話し相手サービスは、終わりが24時〜翌3時のところが中心で、深夜は受付可能なスタッフが減る傾向が見られます。
悩みの種類で窓口は変わりますか。
変わります。職場の気持ちの悩みは こころの耳電話相談0120-565-455、解雇や賃金などのトラブルは総合労働相談コーナーです。子どものことは24時間子供SOSダイヤル0120-0-78310です。こころの不調は0570-064-556です。内容が決まっていないなら よりそいホットラインです。
何度もかけ直してもいいですか。
無料の窓口は混み合うので、つながらないときは時間を変えてかけ直して大丈夫です。同じ人が出るとは限らないので、前回の続きから話したいなら有料のサービスの方が向いています。
相談したことが家族や職場に伝わりませんか。
公的な窓口も民間のサービスも、本人の同意なく外へ伝えることはしません。ただし命に関わると判断されたときだけ例外があります。学校のスクールカウンセラーは仕組みが少し違うので、話す前に直接確かめてください。
悩み相談の電話は無料ですか。
相談料を無料としている窓口があります。ただし、通話料は別にかかることがあります。0120で始まる番号は通話料がかかりませんが、0570で始まる番号はかかり、携帯電話のかけ放題の対象にもなりません。
お金や法律の悩みは、どこに電話すればいいですか。
借金や法律のトラブルは、法テラス・サポートダイヤル0570-078374が、制度や相談先を紹介します。買い物や契約のトラブルは消費者ホットライン188です。働けない、住むところがないといった困りごとは、地域の自立相談支援機関に相談できます。
電話で話すのが苦手です。ほかに悩みを相談する方法はありますか。
チャットやメールで受ける窓口があります。こころのほっとチャットは、LINEなどで予約なし・無料で使え、受付は毎日7時から23時までです。働く人なら、こころの耳のメール相談に24時間いつでも送れます。
高齢の親のことは、どこに相談すればいいですか。
暮らしの心配は、市町村が置く地域包括支援センターが受けます。地域の高齢者の総合相談の窓口で、全国に5,487か所あります(2025年4月末)。本人の話し相手を探しているなら、高齢者の話し相手サービスに種類と料金をまとめています。

このページで確かめた公的な資料

監修井上恵(話し相手ネット 運営責任者)

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