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選び方読みもの・約11分 /

話し相手の電話サービス

話し相手の電話サービスは、電話をかけ、人と話すだけのサービスです。用件も、会う約束も要りません。

  • 10分300〜400円が中心
  • 登録なしでかけられるところが中心
  • 受付時間はスタッフごとに違う
  • 予約して話すか、そのままかけるか

先に答えだけ

  • 電話の話し相手サービスは、事前の登録なしで、名前を名乗らずにかけられるところが中心です。
  • 料金は10分300〜400円。延長は5分150〜200円。開いている時間は朝から夜中までで、終わりは24時〜翌3時のところが多く、24時間と書いてあっても担当者ごとに受付時間が違います。
  • 電話でできるのは「聞くこと」までです。手続きの代行や、家に来てもらうことはできません。電話の話し相手サービスとは別に、決まった曜日に向こうからかけてもらう形もあります。10分ほどの会話つきで、週1回・月4,730円(税込)の例があります。

電話の話し相手を頼むというのは

話し相手の電話サービスとは、用件がなくても電話で話を聞いてもらえて、話した長さに応じて料金を払うサービスです。

電話で話し相手を頼むときは、所定の番号に電話をかけて、出た人と話して、切るだけです。会う約束も、場所への移動も、前もってのやり取りもありません。

頼んでいるのは、話を聞いてもらうことです。相手は答えを出す役ではなく、話を聞く役です。用件を用意していく必要はありませんし、途中で黙っても、同じ話に戻っても構いません。

愚痴を聞いてもらう頼み方も、同じサービスに入ります。呼び方が違うだけで、やっていることは変わりません。「愚痴聞き」という言葉の意味は愚痴聞きとはに分けて書きました。

頼み方には二通りあります。予約を入れてから話すのと、話したいときに電話をかけそのまま話す二通りです。予約は、指定した日時に確実に話せます。予約しなくても、思い立ったときに使えますが、担当者を指名したい場合は確実ではありません。夜に急に話したくなる人はそのままかける使い方を、決まった日時に希望の担当者と話したい人は予約することをおすすめします。

電話に限らず、話し相手の探し方の全体は話し相手が欲しいときの選び方に書いています。

話す側と聞く側が、電話でつながるだけ。用件も、会う約束も要りません。

電話でできること、できないこと

できること

順番がばらばらでも聞く。同じ話を何度でも聞く。黙っている時間を急かさない。結論が出ないまま切っていい。名前を名乗らなくていい。10分だけで終えていい。

できないこと

答えを決めること。誰かに代わって伝えること。専門の判断をすること。急ぐ用件を引き受けること。命にかかわることを引き受けること。

できないことを先に書いている窓口を選ぶと、あとで「思っていたのと違う」となりにくくなります。案内のページを開いたら、してくれることより、しないことが書いてあるかを見てください。書いていない窓口は、どこまで引き受けるかをまだ決めていない可能性があります。

引き受ける範囲が狭いことは、手抜きではありません。答えを出す役を兼ねていないから、途中で口を挟まずにいられます。両方をやろうとする窓口ほど、頼んでいない助言が話の途中で始まります。

無料の相談窓口と、有料の話し相手の違い

電話で話を聞いてもらえる先には、国や自治体、民間の団体が開いている相談の窓口もあります。どちらを使うかは、話したい中身で分かれます。

無料の相談窓口

困りごとや気持ちの相談を受ける場所です。お金、住まい、仕事、体のことなど、手続きや専門の知識が要る話は、こちらが先です。通話料がかからない番号と、かかる番号があります。

有料の話し相手の電話

10分300円から400円ほどかかります。出る人を選び、その人の受付時間にかける仕組みのところが多くあります。

つらさが強いときや、命にかかわるときは、有料の話し相手ではなく公的な窓口に電話してください。窓口ごとの番号と受付時間は悩み相談ができる無料の電話窓口の一覧にまとめました。

相談したいことがあって、どこにかければいいか迷うときの分け方は、電話相談とはに書いています。

かけてから切るまでに、何が起きるか

話し相手の電話は、番号にかける、呼び名を伝える、話す、切る、の順に進みます。後払いのところでは、切ったあとに払います。

はじめの1回でいちばん不安なのは、話す中身よりも段取りだと思います。だいたいこの順で進みます。

  1. 番号にかける予約が要るところと、要らないところがあります。要らないところは、思い立ったときにそのままかけられます。
  2. 呼び名を伝える本名でなくて構わない窓口が多くあります。何も名乗らずに始められるところもあります。
  3. 話す話しはじめが出てこないときは、天気の話からで構いません。黙っている時間も通話時間のうちです。
  4. 切る途中で切っていいかどうかは、先に見ておきます。こちらが切ったあとに折り返しが来ないかも、事前に確認します。

ハナシタラ.COMとお話し処 癒しでは、非通知や050から始まる番号からの電話を受けていません。番号を出さずにかけたい人は、かける前に案内を見ておきます。よりそいの部屋では、かけ放題の契約をしていない人に、スタッフがかけ直します。ハナシタラ.COMでは、申し出ればかけ直してもらえます。かけ直してもらうと、こちらの電話に向こうからかかってきます。家族に知られたくない人は、そこも合わせて決めます。

はじめての電話は30分まで、と決めている窓口もあります(お話し処 癒し)。切ったあとは支払いです。後払いのところでは、通話のあとにショートメールで話した時間と金額が届きます(ハナシタラ.COM、よりそいの部屋)。1回目の支払いが確認できるまで、2回目を受けない窓口もあります(話し相手のフレンズ、癒しの時間)。

電話に出る人の選び方

話し相手の電話サービスは、出る人を自分で選んでかける仕組みが中心です。ハナシタラ.COM、よりそいの部屋、話し相手のフレンズでは、案内のページにスタッフが一人ずつ並んでいます。スタッフごとに、名前と電話番号、受付時間が書かれています(2026年9月23日に確認)。選ぶときは、次のところを見ます。

  • 年代年代を載せている窓口が多くあります(ハナシタラ.COM、話し相手のフレンズ、癒しの時間、お話し処 癒し)。「50代」「60代前半」のような書き方です。同じくらいの年の人と話したいか、年の離れた人がいいかで選べます。
  • 女性か男性かハナシタラ.COM、よりそいの部屋、癒しの時間は、女性のスタッフが受けると書いています。男性に話したい人は、先に案内で確かめます。男性のスタッフを年代つきで載せている窓口もあります(小里カウンセリングサービス、2026年9月23日に確認)。
  • 経歴と得意な話ハナシタラ.COMは、看護師、保育士、介護福祉士といった経歴を載せています。また、「じっくり傾聴」「スッキリ整理」など目的ごとにスタッフを分けて並べています。よりそいの部屋のスタッフ紹介には、恋愛や職場、家族の悩みなど、聞ける話が書かれています。

1回で合う人に当たるとは限りません。合わないと感じたら、次は別の人にかけて構いません。

電話に出る側として働く方法はスタッフ募集に書きました。

電話で頼むときの決まりごと

ここからは、ほかの事業者の注意書きに書かれている決まりです。3社の注意書き(ハナシタラ.COM、癒しの時間、お話し処 癒し)から、よく出てくるものを四つにまとめました。当てはまると、その後の利用を断られることがあります(ハナシタラ.COM、癒しの時間)。

  • 受付時間の外にかけない受付時間の外の電話は、控えるよう求められています(ハナシタラ.COM、癒しの時間)。
  • スタッフ個人の連絡先を聞かない次の二つは、してはいけないと書かれています(ハナシタラ.COM、癒しの時間)。個人の連絡先を聞くことと、通話以外のやり取りをショートメールで求めることです。
  • 値引きを求めない料金の値引きを求めることも、してはいけないと書かれています(ハナシタラ.COM、癒しの時間)。
  • 性的な発散を目的にしない性的な発散が目的の電話は断られます(癒しの時間、お話し処 癒し)。癒しの時間は、性の悩みの相談には応じると書いています。

通話の録音、ひどく酔った状態での電話、短い時間に何度もかけることも断られます(ハナシタラ.COM)。話した中身は外に出さない、と書いている窓口は多くあります。ただし、料金を払わないなど悪質な場合は、その約束を外して法的な手続きをとる、としています(ハナシタラ.COM)。

開いている時間は、事業者ごとに違う

受付時間は事業者ごとに違い、同じ事業者の中でもスタッフごとに違います。

あまり書かれていないのが、いつ開いているかです。案内を実際に開いて確かめると、窓口全体の受付時間と、スタッフごとの受付時間が、別々に書かれていることが分かりました。

窓口全体としては「365日24時間」と書かれていても、電話を受けるのは一人ひとりのスタッフです。そのスタッフごとの受付時間が、別のところに書いてあります。実際に見たものでは、早い人は6時から、遅い人は翌3時までとなっていました。事務局の対応時間はさらに別で、8時30分から20時までと書かれています。

つまり、窓口の受付時間と、自分が話したい時間に出る人がいるかどうかは、別の話です。深夜にかけたいなら、その時間に受けている人がいるかを見てから選びます。夜の時間帯にどこが開いているかは夜中の話し相手にまとめました。

スタッフの受付時間は日によって変わります。ハナシタラ.COM、よりそいの部屋、お話し処 癒しは、その日の時間を毎日ページに載せ直しています。かける前に、その日の表を見ます。話し相手のフレンズでは、9時から24時のスタッフが多く、深夜3時まで受ける人もいました。

「時間外予約可」と書いたスタッフもいます(ハナシタラ.COM、よりそいの部屋)。お話し処 癒しでは、時間外はショートメールで予約を受けています。

予約を入れる形の窓口は、この点が違います。空いている時間が先に表に載っているので、いつ話せるかがはっきりします。そのかわり、思い立ったその夜には使えません。

電話で話を聴くサービスの料金(2026年9月)
事業者基本料金延長料金受付時間支払い方法
ハナシタラ.COM10分300円5分150円9時〜翌3時後払い・前払い
よりそいの部屋10分300〜400円担当者による7時〜翌3時後払い
話し相手のスマイル10分400円5分200円24時間後払い・前払い
ココナラ1分100円〜―出品者ごと後払い

上の金額は2026年9月10日に、それぞれの事業者が公開している料金ページを確認したものです。「24時間」と書かれていても、実際に電話を受けられるのは担当者ごとの受付時間内です。ココナラは出品者を選んで依頼するサービスで、料金と受付時間は出品者ごとに異なります。ハナシタラ.COMとココナラの支払い方法は、2026年9月23日に確認し直しました。ココナラは電話回線で通話すると通話料が1分20円加わります。料金は変わりますし、ここに載せていない事業者もたくさんあります。頼む前に、その事業者の料金ページで確かめてください。

自分からかけるか、かけてもらうか

はじめに書いた二通りは、どちらも自分からかける頼み方です。ほかに、決まった日時に事業者から電話をかけてもらう頼み方もあります。

自分からかける

話したいときに、出る人を選んでかけます。料金は話した長さで決まります。かけなかった月は、お金がかかりません。

かけてもらう

決まった曜日や日時に、向こうから電話が来ます。料金は月額か、1回ごとの額で先に決まっています。自分でかける手間はありませんが、話したいときにすぐ話せるわけではありません。

かけてもらう頼み方の例です。シルバーコールセンターは、週1回、決まった曜日に安否確認の電話をかけるサービスで、月1,430円(税込)です。1回10分ほど話を聞いてもらうには、月3,300円(税込)を足します。電話は土日祝を除く日にかかり、話した様子は家族へメールで届きます。

一般社団法人 高齢者支援協会では、予約した日時に電話が来ます。傾聴スタッフが、家の固定電話か携帯電話へかけてきます(どちらも2026年9月23日に確認)。高齢の家族のための頼み方は高齢者の話し相手サービスに、見守りとの違いは高齢者の見守りサービスの種類と料金に書きました。

「24時間」と書いてあっても、その時間に電話に出る人がいるとは限りません。

電話ならではの、先に確かめること

電話で頼む前に確かめるのは、自分の番号が相手に出るか、折り返しが来るか、家の電話機でかけられるか、通話料の四つです。

  • 自分の番号が相手に出るか窓口の番号を経由する形なら、かけた側の番号は相手に表示されません。個人の携帯に直接かける形だと、そのまま伝わります。
  • 折り返しが来ないかこちらからかけたときだけ話す仕組みか、向こうからもかかってくる仕組みか。家族に知られたくない人にとっては、ここが大きな差になります。
  • 固定電話機からかけられるかスマホやアプリでの通話だけとする窓口が目立ちます。固定電話からもかけられるかどうかは、事前に確認が必要です。
  • 通話料が別にかかるか0570で始まる番号は通話料がかかります。かけ放題の対象から外れることもあります。話を聞いてもらう料金とは別のお金です。多くの事業者が、かけ直し(事業者側が通話料を負担)に対応しています。

電話番号にかけずに、アプリの通話やチャットで頼む形は話し相手アプリの種類と選び方にまとめています。

金額そのものの見方は話し相手・愚痴聞きの料金と相場に、お金をかけない窓口は悩み相談ができる無料の電話窓口の一覧に置きました。無料の窓口を先に見ておいて損はありません。

話し相手ネットが提供しているのは、スタッフが自分の電話で受ける形です。上の一つめにあたるので、先に書いておきます。かけた側の番号はスタッフに表示され、スタッフの番号もかけた側に表示されます。そのかわり、名前を名乗らなくてもかまいませんし、話した中身をご家族へ伝えることもしません。何を引き受けて何を引き受けないかは話し相手サービスとはに書きました。

この読みものは、答えを出すためのものではありません

ここに書いてあるのは、選ぶときの見どころだけです。どれが正しいかを決めるものではありませんし、医療や法律の助言でもありません。

よくある質問

登録なしでかけられますか。
登録なしで、名乗らずにかけられるところが中心です。折り返してもらう仕組みのところだけ、電話番号を伝えることになります。
何時までやっていますか。
朝から夜中までで、終わりは24時〜翌3時のところが中心です。「24時間」と書かれていても、実際に電話を受けるのは担当者ごとの時間なので、待機している人がいるかを、画面で確かめる必要があります。
料金はいくらですか。
10分300〜400円が中心。延長は5分150〜200円です。1時間話すと1,800〜2,400円になります。
通話料はかかりますか。
民間のサービスは通話料が無料の番号を使っているところと、こちら持ちのところがあります。無料の公的な窓口(0120で始まる番号)は通話料もかかりません。
電話でできないことは何ですか。
手続きの代行、家に来てもらうこと、診断や治療、問題解決や答えを出すなど。解決したい問題がある場合は、公的な窓口や専門の機関が要ります。
話し相手の電話サービスは、非通知でかけられますか。
ハナシタラ.COMとお話し処 癒しは、非通知や050から始まる番号からの電話を受けていません(2026年9月時点)。ココナラは、システムでつなぐので相手に電話番号が通知されません。番号を出したくない場合は、かける前に案内のページで確かめてください。
話し相手の電話サービスで、はじめての電話に決まりはありますか。
お話し処 癒しでは、はじめての電話は30分までです。話し相手のフレンズと癒しの時間では、1回目の支払いが確認できてから2回目を使えます(2026年9月時点)。
話し相手の電話サービスに、向こうから定期的に電話をかけてもらえますか。
かけてもらう頼み方のサービスがあります。シルバーコールセンターでは、週1回、決まった曜日に電話をかけてもらえます。10分ほど話を聞いてもらう場合は、月4,730円(税込)です(2026年9月時点)。
話し相手になってくれる無料の電話はありますか。
無料で話を聞いてもらえるのは、主に国や自治体、民間の団体が開いている相談の窓口です。通話料がかかる番号(0570で始まる番号)もあります。事業者の話し相手の電話サービスは有料で、10分300〜400円のところが中心です。窓口の番号と受付時間は「悩み相談ができる無料の電話窓口の一覧」にまとめています。
女性に話を聞いてほしいときは、どう選べばいいですか。
女性のスタッフが受けると案内に書いている事業者があります(ハナシタラ.COM、よりそいの部屋、癒しの時間。2026年9月23日に確認)。スタッフ案内ページで、性別や年代、受付時間を見て選び、その人にかけます。
愚痴を聞いてくれる電話は、どこにありますか。
有料なら、話し相手・愚痴聞きの電話サービスがあります。10分300〜400円のところが中心で、登録なしでかけられるところが多くあります。無料なら、国や自治体、民間の団体が開いている相談の窓口があります。
24時間、無料でかけられる電話はありますか。
よりそいホットラインは、24時間対応で、無料と案内されています(厚生労働省「まもろうよ こころ」)。番号は、当サイトの「よりそいホットラインとは」に載せています。事業者の話し相手の電話は有料で、「24時間」と書いてあっても、出る人ごとに受付時間が違います。

このページで確かめた公的な資料

監修井上恵(話し相手ネット 運営責任者)

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