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気持ち読みもの・約12分 /

夜中に、話し相手がいない

日付が変わるころになると、急に話し相手がほしくなることがあります。これは気持ちが弱いからではなく、自然な感覚です。しかも夜中は、電話をかけられる相手や窓口が減ります。

先に答えだけ

  • 夜中に話せる相談先は限られます。24時間開いているのは、無料の公的な窓口と、一部の有料サービスだけです。
  • 無料の窓口では、よりそいホットライン0120-279-338が24時間受け付けています。有料の電話サービスは受付の終了が24時〜翌3時の事業者が中心で、深夜は担当者の数が減ります。文字で相談するなら、あなたのいばしょのチャットが24時間365日、無料・匿名で使えます。
  • 夜は、つらい気持ちを昼より強く感じやすくなります。眠れないこと自体がつらいときは、体の問題なので、医療機関に相談する方がいい場合もあります。

命にかかわるときは、ここを読まずに

いますぐ命が危ないときは、この読みものを読むより先に、公的な窓口や救急につないでください。暴力を受けているときや、体の具合が悪いときも同じです。当サイトは、そういう場面を引き受ける窓口ではありません。

夜中に人と話したくなるのは、自然なことです

昼間は平気だったのに、日付が変わるころになると急に誰かと話したくなることがあります。これは気持ちが弱いからではなく、自然な感覚です。

夜になると、仕事や買い物、連絡といった外からの用事がなくなります。日中は用事で頭がいっぱいで、ほかのことを考える余裕がありません。用事がなくなると、昼間は考えなかったことが頭に浮かんできます。

しかも夜は、電話をかけられる相手が減ります。友人や家族にも、この時間にかけるのは悪いと思って、ためらっているうちに朝になります。翌日はまた昼の用事が始まるので、話したかったことはそのまま先送りになります。夜中に思い出したことが頭から離れないのは、このためです。

夜になると用事がなくなり、考えごとをする時間が増えます。

夜は、開いている窓口が減ります

夜中は、電話で話せる窓口が昼より少なくなります。

無料の窓口の受付時間を一つずつ確認すると、深夜まで開いている窓口は限られていました。公式の案内に掲載されている受付時間を、次にまとめます。

夜に開いている窓口が少ないのは、その時間に対応する相談員がいないからです。どの窓口も、相談員をそろえなければ開けられません。無料の窓口の多くはボランティアや職員が対応しているため、深夜は相談員がもっとも少なくなります。

いのちの電話は自殺予防のための窓口で、目的が異なります。

  • いのちの電話(通話料のかからない番号)

    受付は毎日16時から21時までです。毎月10日は、朝8時から翌朝8時まで受け付けています。深夜に受け付けているのは月に一度だけです。

  • いのちの電話(もう一つの番号)

    受付は10時から22時までで、年中無休です。ただし、こちらは通話料がかかります。かけ放題や無料通話の対象にもなりません。

  • よりそいホットライン

    厚生労働省の「まもろうよ こころ」には24時間対応と書かれています。よりそいホットラインの運営団体のページにも「24時間フリーダイヤルの相談窓口」とあります。

  • こころの健康相談統一ダイヤル

    全国共通の番号ですが、つながるのは住んでいる都道府県の窓口です。受付の曜日と時間は地域ごとに違い、毎日24時間のところも、平日の日中だけのところもあります。

それぞれの番号と、かけるときに知っておくことは悩み相談ができる無料の電話窓口の一覧にまとめました。同じ番号にかけても、夜中につながるかどうかが住んでいる場所によって変わることは、あまり書かれていない点です。自分の地域の受付時間を事前に確認しておくと、夜中に迷わずに済みます。いのちの電話は、つながりにくいときは時間をおいてかけ直すよう案内しています。地域ごとの窓口には、受付を24時間としているところもあります(日本いのちの電話連盟の窓口一覧。通話料はかかります)。

夜10時で受付が終わる窓口もあります。働く人とその家族のための電話相談に、「こころの耳電話相談」(0120-565-455)があります。平日は17時〜22時(受付は21時50分まで)です。土日は10時〜16時(受付は15時50分まで)です。祝日・振替休日と年末年始(12月29日〜1月3日)は休みです。1回の相談は最大20分が目安です(厚生労働省 こころの耳)。

深夜も開いている無料の窓口

数は少ないですが、ほかにも深夜に開いている無料の窓口があります。番号と受付時間は、2026年9月23日に公式の案内で確認しました。

  • #いのちSOS(0120-061-338)

    毎日24時間受け付けています。「死にたい」「消えたい」「生きることに疲れた」と感じている人のための、自殺予防の専用ダイヤルです。通話は無料です。

  • あなたのいばしょ(チャット)

    24時間365日、年齢や性別を問わず、無料・匿名で使えるチャットの相談窓口です。公式ページには「どんなことでもまずはお話してみませんか」とあります。

  • 24時間子供SOSダイヤル(0120-0-78310)

    子どものための窓口です。夜間や休日も含めて24時間、いじめなどの悩みを相談でき、通話は無料です。原則として、かけた場所の教育委員会の相談機関につながります。

#いのちSOS、あなたのいばしょ、24時間子供SOSダイヤルは、日曜や祝日の夜も開いています。

よりそいホットラインは、相談の内容を限定していません。内閣府の「あなたはひとりじゃない」は、相談の例として、悩みを聞いてほしい人も挙げています。音声の案内で、専門の相談や外国語での相談を選ぶこともできます(まもろうよ こころ)。

050で始まるIP電話からは、つながらない番号があります。こころの健康相談統一ダイヤルは、050で始まるIP電話からは接続できません。24時間子供SOSダイヤルも、一部のIP電話などからは接続できない場合があります。よりそいホットラインといのちの電話は、IP電話からかける番号を別に案内しています。番号は厚生労働省の「まもろうよ こころ」に載っています。

住んでいる地域の窓口は、厚生労働省の「支援情報検索サイト」で、悩み別・方法別・地域別に探せます(まもろうよ こころ)。内閣府の「あなたはひとりじゃない」の「制度・窓口を探す」では、質問に答えていくと、自分に合った支援制度や窓口をチャットボットで探せます。約160の制度や窓口から探す仕組みです。つらい気持ちが強いときは、この節で紹介した窓口を先に利用してください。ほかの窓口は悩み相談ができる無料の電話窓口の一覧にまとめています。

同じ番号にかけても、夜中につながるかどうかは住んでいる場所によって変わります。

一人暮らしで夜を長く感じるとき

一人で暮らしていると、夜を長く感じやすくなります。同居している人がいれば、会話がなくても生活の物音がします。一人暮らしの部屋では、その物音もありません。

この時間を埋めるために、テレビや動画をつけたままにする人が多くいます。それで気がまぎれることもあれば、まぎれないこともあります。違いが出るのは、自分が声を出しているかどうかです。一日中テレビや動画を聞いているだけで、自分の声を一度も出していない日は、さびしさが翌日まで続くことがあります。

また、夜中に思いついたことは、朝になると違って見えることがよくあります。夜のうちに何かを決めるのは避けた方がいい場合が多いですが、口に出して話しておくのは構いません。話しておけば、朝になってから見直せます。

5分でもよいので、声に出して誰かと話してみてください。それだけで気持ちが変わる日があります。誰と話すかを含めた比べ方は、話し相手が欲しいときの選び方にまとめました。夜に開いている相談先を選ぶときは、そのページで挙げた四つの点のうち「つながる時間帯」を先に確認してください。

夜中の話し相手を、目的で選ぶ

夜中に話したいときに求めているものは、人によっても、日によっても違います。目的が分かると、どこにかければいいかが決まります。

  • 消えたい気持ちがあるとき

    話し相手のサービスではなく、#いのちSOS(0120-061-338)かよりそいホットライン(0120-279-338)にかけてください。どちらも24時間受け付けています。ほかの窓口は悩み相談ができる無料の電話窓口の一覧でも紹介しています。

  • 最後まで聞いてほしいとき

    答えも助言もいらないなら、話を聞くことを目的にした窓口が向いています。無料の窓口には、1回の相談時間に目安を設けている窓口もあります。長く聞いてほしいときは、有料の電話サービスも利用できます。深夜に対応しているスタッフがいるかどうかの確認方法は話し相手の電話サービスに書きました。

  • 予約して話したいとき

    夜間や深夜に対応する、予約制の電話カウンセリングもあります。20時から深夜2時まで対応し、当日の予約を受け付けるカウンセラーもいる相談室があります(うららか相談室)。申し込みの流れは電話カウンセリングとはにまとめました。

  • 気を紛らわせたいとき

    話の内容は何でもよく、返事があればよいなら、AIのアプリも使えます。夜中でも待たずに返事が来ます。入力するときの注意点はAIへの悩み相談にまとめました。

  • 声を出しにくいとき

    家族が寝ている夜や、隣の部屋に声が聞こえる夜は、文字でやり取りするチャットが使えます。チャットと電話の違いは悩み相談の掲示板の選び方と注意点で説明しています。

  • 知っている人と話したいとき

    いきなり電話をかける前に、「起きていたら少し話せる?」と短いメッセージを送る方法があります。返事が来なければ、その夜は電話を控えます。

家族や友人より、知らない相手の方が話しやすいこともあります。話した相手と、翌日に顔を合わせることがないからです。公的な窓口にも有料の電話サービスにも、名前を名乗らずに話せるところがあります。友人や家族に頼らずに話せる相談先は、誰かと話したいときにできることにまとめました。

電話で話を聴くサービスの料金(2026年9月)
事業者基本料金延長料金受付時間支払い方法
ハナシタラ.COM10分300円5分150円9時〜翌3時後払い・前払い
よりそいの部屋10分300〜400円担当者による7時〜翌3時後払い
話し相手のスマイル10分400円5分200円24時間後払い・前払い
ココナラ1分100円〜―出品者ごと後払い

上の金額は2026年9月10日に、それぞれの事業者が公開している料金ページを確認したものです。「24時間」と書かれていても、実際に電話を受けられるのは担当者ごとの受付時間内です。ココナラは出品者を選んで依頼するサービスで、料金と受付時間は出品者ごとに異なります。ハナシタラ.COMとココナラの支払い方法は、2026年9月23日に確認し直しました。ココナラは電話回線で通話すると通話料が1分20円加わります。料金は変わりますし、ここに載せていない事業者もたくさんあります。頼む前に、その事業者の料金ページで確かめてください。

夜中にアプリで知らない人と話すときの注意

夜中にアプリで知らない人と話すときは、個人情報を書かない、課金しすぎない、年齢制限を確認する、の三つに注意してください。

夜中に開いている相談先を探すと、知らない人と通話やチャットができるアプリも見つかります。相手は同じアプリを使うほかの利用者で、話を聞くために待機している人とは限りません。利用する場合は、次のことを守ってください。

  • 本名・住所・連絡先を書かない

    LINEなどのIDや電話番号も含みます。書き込むと利用停止になるアプリもあります(ランチャ)。

  • ポイントを買ってまで続けない

    国民生活センターには、出会い系サイトで知り合った相手と会うためや、連絡先を交換するためにポイントを買ったのに、約束が守られなかったという相談が寄せられています。

  • 有料プランは、アプリを削除しても解約されない

    月額の有料プランは、解約の手続きをするまで請求が続きます。Google Playのヘルプにも、アプリを削除しても定期購入は解約されないとあります。

  • 年齢制限を確認する

    たとえばGRAVITYは、規約で15歳未満は利用できず、App Storeでは16歳以上向けと表示されています。ランチャは16歳以上が対象です。子どもは、24時間子供SOSダイヤルを利用できます。中学生・高校生の相談先は中学生・高校生の相談相手にまとめています。

アプリの種類ごとの料金・年齢制限・解約方法は話し相手アプリの種類と選び方にまとめています。

ふだんの眠りのために見直すこと

ふだんの眠りのために見直すのは、寝る時間の長さ、寝室の光・温度・音、昼と夜のメリハリ、カフェイン・お酒・たばこです。

夜中に話したくなる日が、眠れない日と重なっている人もいます。眠りについては、厚生労働省の研究班が、成人・こども・高齢者それぞれに向けた手引きを作っています。もとになっているのは「健康づくりのための睡眠ガイド2023」です。以下は、その高齢者版の5原則をもとにまとめたものです(Good Sleepガイド 高齢者版)。

  1. 寝床に8時間以上とどまらない

    必要な睡眠時間は、年をとるとともに減ります。眠くなってから寝床に入り、目が覚めたら寝床から離れます。寝床の中では、テレビやスマホを見ないようにします。

  2. 寝室の光・温度・音に気を配る

    寝室はなるべく暗く、心地よい温度にします。日中は、できるだけ太陽の光を浴びます。

  3. 昼と夜のメリハリをつける

    昼寝は、午後の早い時間に短くとります。日中は、しっかり体を動かします。

  4. カフェイン・お酒・たばこを控える

    寝酒の習慣は、かえって眠りを悪くします。

  5. 眠れないときは専門家に相談する

    生活習慣や寝室を見直しても眠りの問題が続くときは、医療機関に相談します。

成人版では、一つめの原則が「6時間以上を目安に十分な睡眠時間を確保」となっています(こころの耳)。

眠れない夜に、電話を使うときの目安

  1. かける前に用件を作らない

    用件がないことは、かけない理由になりません。「特に用事はないんですけど」から始めて構わない窓口があります。用件を作ろうとしているうちに朝になります。

  2. 長く話さなくていい

    10分で切って構いません。長く話さないと悪いと思うと、かえって次にかけにくくなります。

  3. 時間を先に区切る

    前払いのサービスなら、利用の上限が最初から決まります。夜中は時間の感覚がずれやすいので、上限を先に決めておくと役立ちます。支払い方法の違いは話し相手・愚痴聞きの料金と相場に書きました。

  4. 眠れない日が続くときは、受診を優先する

    眠れない状態が何日も続いているときは、話すことより先に、医療機関で体の状態を診てもらってください。話し相手は、その代わりにはなりません。心の不調があるときの相談相手の選び方は、メンタルの不調の相談相手に書きました。

このサイトが提供しているのは、用件がなくても、名前を名乗らなくてもかけられる話し相手・愚痴聞きの窓口(話し相手ネット)です。対応すること・対応しないことは話し相手サービスとはにまとめました。

上の受付時間は2026年9月時点のものです。それぞれの公式の案内を確認して記載しました。受付時間は変わることがあります。電話をかける前に、公式ページで確認してください。

よくある質問

深夜2時でも話せるところはありますか。
無料の窓口では、よりそいホットライン0120-279-338が24時間受け付けています。有料の電話サービスには翌3時まで受け付けている事業者もありますが、深夜は待機しているスタッフが少なくなります。
眠れないのですが、これは相談していいことですか。
かまいません。ただ、眠れない状態が2週間以上続いているなら体の問題なので、医療機関に相談する方が解決への近道になることがあります。
夜は料金が上がりますか。
電話の話し相手サービスは、昼と夜で料金を変えない事業者が中心です(10分300〜400円)。
誰かの声を聞くだけでもいいですか。
かまいません。話すことが思いつかないまま電話して、そのまま切った場合も、料金は話した時間の分だけです。
夜中に文字で相談できるところはありますか。
あります。あなたのいばしょのチャット相談は、24時間365日、年齢や性別を問わず、無料・匿名で使えます。家族が寝ていて声を出しにくい夜にも使えます。
日曜日や祝日の夜でも開いている窓口はありますか。
よりそいホットライン0120-279-338は、厚生労働省の案内で24時間対応です。文字で相談するなら、あなたのいばしょのチャットを24時間365日利用できます。「消えたい」と感じているときは、#いのちSOS(0120-061-338)が毎日24時間受け付けています。
夜中に知らない人と話せるアプリを使ってもいいですか。
使えますが、本名・住所・連絡先は書かないでください。月額の有料プランは、アプリを削除しても解約されません。会う約束やお金の話が出たら、その時点で利用をやめてください。
子どもが夜中に相談できる窓口はありますか。
24時間子供SOSダイヤル(0120-0-78310)は、夜間や休日も含めて24時間、通話無料で相談できます。原則として、かけた場所の教育委員会の相談機関につながります。
夜中になると誰かと話したくなるのは、なぜですか。
気持ちが弱いからではなく、時間帯の問題だと考えています。夜は仕事や連絡などの用事がなくなり、後回しにしていたことを思い出しやすいためです。そのうえ、この時間に電話をかけられる相手が減ります。
夜中に友だちへ電話してもいいですか。
いきなり電話をかける前に、「起きていたら少し話せる?」と短いメッセージを送る方法があります。返事が来なければ、その夜は電話を控えます。
夜中に窓口へかけても、つながらないときはどうすればいいですか。
時間をおいてかけ直すか、その時間に開いている別の窓口にかけます。無料の窓口は混み合うことがあり、いのちの電話もかけ直すよう案内しています。文字で相談できるチャットを使う方法もあります。あなたのいばしょのチャットは24時間365日利用できます。

このページで確かめた公的な資料

監修井上恵(話し相手ネット 運営責任者)

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話し相手ネットは、ただ「話し相手が欲しい」ときにかける電話です。

沈黙も会話です。結論はいりません。

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